1月16日午後4時から高知地裁で第13回三者協議が開かれた。その前日の夜。お城下で飲んでいる鉄と政、そして旦那の3人の姿があった。
居酒屋での会話
鉄「しばらくは 情報公開制限は続きそうなんですかい。」
旦那「ああ 触らぬ神になんとやらだな。まぁ 自主規制は続きそうだ。」
鉄「これは前も少し話したんですが、あっしらの武器は情報なんですがね。協議の密室化を防ぐとともに、開示された新証拠を世間に伝えて高知白バイ事件に関心を集める。ってのが肝心だと。そうでしょ?」
旦「まぁ これは私の裁判じゃないからね、勝手なことはできないてのはその時言ったが・・・・」
鉄「はい。それには何の異論もありませんが、格段 法的に禁じられているのでもないようで、となると・・・はい。自主規制ですからね。つまり、裁判官の心証に配慮ってことですかい?」
旦「10月14日の週刊フライデーのネガ製造年月日報道の件で、先生方が証拠の扱いに関して注意を受けたのが、今回の自主規制のきっかっけってのはちらりと話したが、もう少し詳しく話すとだな・・・
裁判官が注意をしたのは、フライデーの記事が出た時点では、ネガフィルムは検察が裁判所に提出したものであって、正式に弁護側に開示したものじゃない。しかし 開示証拠に準じたものだから扱いにを慎重にしろってことなんだが・・・」
鉄「・・わかったようなわからない話ですね。とにかくは裁判官のご機嫌を損ねたってことですか」
旦那は苦笑いをして頷いた。そこへ政が割り込んできた
政「そのネガ製造年月日の件ですがね。叔父貴のところへ製造年月日の訂正理由が、製造元から届いたでしょう? その中身は旦那が一番知っているはずなんですが、かなり 苦しい言い訳があるって聞いていますよ。」
鉄「いや 俺もそこん所は聞きたいとおもっていたんですが、なぜ 製造元は2回も間違ったんですかい? それも6本の内の1本だけですよ。どうにも合点がいきませんぜ。」
旦「製造元が間違った理由として申し立てている内容を一言で言えば、だよ。ネガフィルムの一部ナンバリングが被っていたってことのようだな。簡単に言えばそうなる」
鉄「へっ? どういうことです? 同じ製造番号とかの商品が二つあった。ってことですかい?」
旦「いや そこまでは言えないが、それに近いと思える節があるな。その辺りの訂正内容についての再質問を検討しているところだ。」
政「それも 裁判所を通してやるって話ですね。」
旦「政。相変わらず耳がいいねぇ。まぁ 裁判所の方も検察の意向を確認してから検討すると私も聞いているよ。 まぁ 三度も製造年月日を訂正させるのはかなり難しい。そう思うよ。」
鉄「仮に裁判所が問い合わせてくれたとして、灰色決着ってところなんですかね・・」
旦「まぁね。一方で灰色決着と行かないのが大慈彌鑑定だ。今の支援会議の中心はこれなんだ。」
鉄「2月中旬の鑑定人証人喚問に全力ってところですね。片岡の叔父貴も何か質問状を出すんでしょ」
政「兄貴、その質問状ですがね。裁判官は内容を事前に裁判所に提出するように言ってますぜ。何でも証人喚問の質問通告書みたいな感じで扱うような気配がしてます。」
旦「それは、時間の節約になるからだろうな。まえもって裁判官も資料の整理がつきやすってこともあるが・・・」
鉄「手の内を見せることにもなる。ですね。」
旦「確かにそうだが、少々見せたところでかまわないね。あの鑑定書はひどいもんだよ。あの路面痕跡が本物という無理な前提で、事故形態を作り上げたものだから、土佐署の現場検証とも科捜研の算定書とも矛盾した事故鑑定になっているし、新しい写真・・・・」
鉄「先日でてきた白バイの未公開損傷写真ですね。」
旦「そう。 その写真からも 衝突形態の解明に重要な身をもつ損傷が出てきたわけだが、皮肉なことに、その写真を見ないまま鑑定を出しているからまた大慈彌鑑定結果に矛盾が増えちまった。」
政「その写真等も自主規制するんですか?」
鉄「やるとしても、解禁日は大慈彌証人喚問が終わる2月中旬以降ってところですね」
旦「そんなところだね。2月なんてのはすぐに来るよ。」
政「その証人喚問も尋問するのも文系の弁護士先生でしょう?こちらも鑑定人に質問させてくれないんですか? おまけに証人尋問は非公開と来てる。どうしてなんでしょうね。」
鉄「ば~か いまさら素人みたいなことを聞くなよな お上の都合が悪いからに決まっているじゃねぇか」
大慈彌鑑定についての話はまだまだ続く。酔いのまわった3人から何が飛び出すやらご期待候。
続く
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